カルチャー交感ノート

今週聞いたもの、見たもの、読んだものを書いて、交換して交感するノート

M-1グランプリ2回戦全ネタ 10/27大阪 「Dr.ハインリッヒ」

youtu.be

それはそうとしか言いようがないことって、それはそうなので当たり前で言ってしまえば、それはそうとしか言いようがないんだけど、でもよくよく考えてみれば、それはそうだよなぁって改めて思ってしまうのです。やぁでもまさに、それはそうなんだよなぁ。

バイオリンやと思って投げたんやったら、そりゃ、なんでやねん!やし、そりゃ、この世には伏線を回収しない物語があるよなぁ、そりゃ般若心経やったらもうええよなぁ、そりゃ引っ張ったらバイオリンやなぁ、そりゃそうだなぁ。

 

果たして本当に全ては繋がっているのだろうか?メビウス

 

(今年は2回戦から全ネタをYoutubeで公開しているため、ほぼすべてのネタを観てしまっています。膨大な時間を消費してしまっている。それはそう。)

 

 

チャイルドロック

 

今週見たもの「あちこちオードリーオンラインLIVE、アルピーチャンネル、劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」

ちょっとイレギュラー的だけども、今週見てよかったものが多すぎたので、まとめて残しておくことにする。

 

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1.あちこちオードリーのオンラインLIVEを見た。見ようかギリギリまで悩んでいたけど、見てよかった。ゲストはパンサーの向井さん。以前に出演した際にピックアップされていた「反省ノート」を中心に(というかほぼ全部)トークは進んでいった。トーク内容は具体的な感想として残さないように佐久間Pより注意事項として受けているのでここには残さないけれども、ただ一つ。若林さんや向井さんは「ここは地獄かなんかですか?」といったような事を言っていたけれども、こんな楽しい地獄ならリスナーは喜んで身を投げる所存です。どんどんオードリー若林さんの事が好きになっていってしまうな。あと春日さんの反省ノートめっちゃ面白かったですよね。

www.youtube.com

2.アルピーチャンネルの最新回を見た。先日公開された2人きりでの飲みトークの未公開バージョンで通常の回は10分~15分程度の長さが中心だけれど、今回はスペシャル的な内容なので長めの30分の長尺の動画。2人の中に流れる奇妙な照れみたいな時間や普段のラジオでのトークとは違う肩の力が抜けたアルピーの話が聞けてよかった。本人たちは「回りの芸人が化け物すぎる」「俺たちって普通じゃん?」などといつも自分たちの事をよく卑下して言い表すけど、まあ一ファンから言わせてもらうとアルピーはいつも自分たちの面白さについて無自覚だし、甘く見積もりすぎているよなとは思いつつ、あちこちオードリーのオンラインLIVEでも話していた「自分たちには絶対に越えられない壁」みたいなものはどの芸人さんでも感じているのだなと思った。そこに向き合って、ある種の諦念みたいなものを抱えながらサヴァイブしている芸人さんが僕はすごく好きなのかもしれない。

 

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3.劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見た。どうしてこの流れの中で書くかというと、これもまた、あちこちオードリーの話になってしまうけれど(そう、全ては繋がっているのです)、パンサー向井さんが言っていた「もう誰も死なせない」といったワードや「絶対的に超えられない壁」と向き合っていくといった部分が今回の鬼滅の刃の劇場版のテーマでもあるからなのです。あと単純についさっき見たばかりで感極まって泣いてしまった衝動で今書いています。煉獄さん、むちゃかっこよかったなぁ…。

 

うめもと

羊文学「銀河鉄道の夜」

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

  • 羊文学
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 羊文学によるゴイステ・銀杏の名曲のカバー。このバンドを熱心に追いかけてはいないので、何故今、このタイミングでこの曲を単発カバーしたのかは知らないのだけど、塩塚モエカの溶けるような歌声が、秋から冬へと移っていくこの季節に丁度よろしく、なんだか染み入ってしまったのでした。

そして、はたと気づいてしまった。銀杏BOYZはついこのさっきも「ねぇみんな大好きだよ」という愛おしいアルバムを私たちに届けてくれたのだけど、そんなこととは全然別に。僕らはまだまだずっと「銀河鉄道の夜」を聴き続けていけるし、それで全部全然、申し訳ないくらいに満足なんじゃないかと。「DOOR」から15年、「さくらの唄」から19年。数字にすると割と長く感じるけど、私はまだまだこのアルバムたちをしゃぶっていけるし、まだまだ聴き足りていないような気さえするのです。このアルバムがあれば十分に足りているような感覚さえ。そういうのを「歳を取る」と言うのかも知れないですけど。

 

 

チャイルドロック

今週見たもの「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~ 2020/10/20放送回」

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大好きななバラエティ番組の1つ、あちこちオードリーの最新回を見た。ゲストはずんの飯尾さんとサバンナの高橋さんと八木さん。以前に東野幸治さんがゲストの回で「フロアディレクターのつもりで番組を回している」といったコメントもあったりとバラエティでは番組の方向性やかじ取りを裏からサポートする人たちがいる。若林さんもこの回の中で話していたけれど、2組ともそういった番組の裏回し的な役割を担当する事が多いようで、番組作りの中での立ち位置や苦労と苦悩の話を中心に番組は進んでいった。グッときたのは、サバンナの八木さんが緊張しすぎて、最初は全然話せていなかったのだけれど、途中から高橋さんのエピソードがあって、その補足を八木さんが喋るあたりからエンジンがかかり始めて「お前、今日はノッてんなあ!」と高橋さんが嬉しそうにツッコんでいるのが良かった。八木さんもめちゃ楽しそうに話していて、こういう空気の作り方ってやっぱりオードリーだからできるのかなーなんて事を思った。あと、バラエティのトーク番組ではあるけれど、芸人さんたちの仕事術を知れるというのも魅力の1つだなと思います。来週も楽しみ!


うめもと