カルチャー交感ノート

今週聞いたもの、見たもの、読んだものを書いて、交換して交感するノート

羊文学「銀河鉄道の夜」

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

  • 羊文学
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 羊文学によるゴイステ・銀杏の名曲のカバー。このバンドを熱心に追いかけてはいないので、何故今、このタイミングでこの曲を単発カバーしたのかは知らないのだけど、塩塚モエカの溶けるような歌声が、秋から冬へと移っていくこの季節に丁度よろしく、なんだか染み入ってしまったのでした。

そして、はたと気づいてしまった。銀杏BOYZはついこのさっきも「ねぇみんな大好きだよ」という愛おしいアルバムを私たちに届けてくれたのだけど、そんなこととは全然別に。僕らはまだまだずっと「銀河鉄道の夜」を聴き続けていけるし、それで全部全然、申し訳ないくらいに満足なんじゃないかと。「DOOR」から15年、「さくらの唄」から19年。数字にすると割と長く感じるけど、私はまだまだこのアルバムたちをしゃぶっていけるし、まだまだ聴き足りていないような気さえするのです。このアルバムがあれば十分に足りているような感覚さえ。そういうのを「歳を取る」と言うのかも知れないですけど。

 

 

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