カルチャー交感ノート

今週聞いたもの、見たもの、読んだものを書いて、交換して交感するノート

石、転がっといたらええやん

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1.チェンソーマンの最新巻を読んで以降、チェンソーマンの事ばかり考えてしまう。実のところ、いまだにこの作品については面白さを今一つ掴み損ねている感じがしているんだけども、毎週月曜の更新に見るSNSの熱(時にそれは阿鼻叫喚であったりする)であったり、チェンソーマンにまつわるカルチャーについてのあれこれなど、面白いことになってるよなーとはミーハー感バリバリに思っています。POP LIFE:The Podcastチェンソーマン回は特に無数のカルチャーワードが飛び交いまくっていて、この作品の懐の深さを思い知ってしまった。ちなみに4回にわたるPOP LIFEのチェンソーマン回ですが、最終回となる#110はチェンソーマンの最新のネタバレにも話し込んでいてそうな気がして、聞きたいけど聞けないでいる。チェンソーマンなー、私はどうにもデンジというキャラクターをどう捉えていいのか分からないままずっと読んでいるのだけども、三原勇希さんが「デンジ可愛いしカッコいいじゃないですか!」と言ってて衝撃を受けてしまった。そうか、デンジって可愛いくてカッコいいのか。うーん、全然わからん。私はビームが好き。サメが好き。

 

2.そんな事を思いながらPodcastを聞いていると、チェンソーマンには映画や漫画、小説などの無数のカルチャーが引用されている事を知る。確かにチェンソーマンの帯には作者が「悪魔のいけにえ大好き!」「へレディタリー大好き!」「ゲットアウト大好き!」など作者の趣味嗜好が呟かれている。実際にどの程度が作品の中に反映されているかは分からないけれど、作者のインタビューでも漫画を作る際に無数の名作と呼ばれる映画を沢山見たといったコメントもあったりと、チェンソーマンの作風には確実に影響を及ぼしているんだろうなーなんてことを考えると、急に自分自身の映画熱が沸々と沸き上がってきてしまい、先週末は沢山の映画を見た。「デスプルーフ in グラインドハウス」「イレイザーヘッド」「クワイエット・プレイス」「貞子vs伽耶子」「犬猿」どれもどこかズレていて、でも笑える瞬間があって最高だった。見たい作品をNetflixのマイリストにぶち込んでは結局見ないままにする、そんな日々とはおさらばするぜ。今はコワすぎ!シリーズとアリ・アスターの2作品が見たいのです。実はアリ・アスターの作品って見たことがないんだよな。

 

3.新しい音楽をあまり追えない状態に陥っていて、そういう時はラジオに逃げているのだけども、ある日たまたま、くるりの事を思い出して「石、転がっといたらええやん」を久しぶりに聞いたらめちゃくちゃよかった。石、転がっといたらええやんって適当な感じでめちゃくちゃいいよね。これくらいラフな感じでやっていきたい。特に意味はない、みたいな事をもっとやっていこうよ。

 

うめもと